簿記

【必見】これから簿記を勉強される方へ~②貸借対照表・損益計算書~

2016/11/03

こんにちは、とみーです(*‘∀‘)

今回は前回に引き続き簿記についての記事を書かせていただきたいなと思います(''◇'')ゞ

貸借対照表と損益計算書

商業簿記には欠かせない財務諸表のうちの2つ、貸借対照表と損益計算書についてお話させていただきます(^o^)

貸借対照表

貸借対照表はバランスシート(Balance  Sheet)とも呼ばれ、その略称のB/Sと表記されることもあります。

会社の一定時点(決算時等)における資産、負債、純資産の状態を表し、会社の全財産を読み取ることが出来るものです。

ちなみに表の記載方法としては、借方(左)が資産貸方(右)が負債および純資産となります('ω')ノ

資 産 負 債
純資産

仕訳同様借方・貸方の合計金額は一致しなければならないのですが、仕訳を一つでも間違えると間違った金額が算出されてしまうので、テストや検定試験の時は苦労しました(´;ω;`)

そもそも、資産、負債、純資産って何?ってなるかと思いますので、簡単にご説明すると、

資産・・・・現金預金、有価証券、車、建物、土地などで有形のもののみでなく、無形のものもあり流動資産と固定資産に分けられる

負債・・・・借入金、支払手形、買掛金など一言でいうと借金でこちらも資産同様に流動負債と固定負債に分けられる

純資産・・・資本金、資本剰余金、自己株式など企業に必ず残るもの。資産から負債を差し引いたもので、株主資本と評価換算差額金と新株予約権に分けられる

こんな感じです(*'ω'*)

日商簿記2級程度の試験では純資産は新株予約権についてあまり触れてこないかと思われます('◇')ゞ
年々難しくなってきていると聞きますので、はっきりと出ませんとまでは言えませんが(;´・ω・)・・・

 

損益計算書

損益計算書は略称P/L(Profit and Loss statement)とも呼ばれ、会社の一定期間に発生した費用と収益を計算し、経営成績を読み取ることが出来ます。

表はおおまかな項目毎に分けられてはいますが、貸借対照表の借方(資産部門)、貸方(負債部門、純資産部門)を分けた表記とは異なり、縦方向に全て記載されるため借方・貸方の欄があるわけではなく左右の金額を合わせなければならないといったことはありません。

結局検定のほとんどの場合は貸借対照表と一緒に作成することが多いので、貸借対照表と共通している利益の金額が一致するかどうかで間違っていないかどうか自分の中で答え合わせをしてました(;'∀')
…完成した時にどちらかが間違っていて合わなかったときはパニック状態に陥っておりました(笑)

損益計算書の表は基本的には売上勘定から始まり、当期純損益勘定で終わっていると思いますが、損益項目を大きく分類すると経常損益特別損益の2つになり、経常損益はさらに営業損益営業外損益に分かれます。

そこで、それぞれの損益項目にある費用・収益および発生する損益を簡単にご説明すると、

営業損益】※本業で発生した損益

費用・・・仕入、人件費、広告費など売上原価や販売費・一般管理費(販管費)に該当する費用

収益・・・売上高

◎売上-売上原価⇒売上総損益、売上総損益-販管費⇒営業損益

 

営業外損益】※副業で発生した損益

費用・・・支払利息、社債利息、売買目的有価証券売却損など主たる営業活動以外に支払う費用

収益・・・受取利息、受取配当金など主たる営業活動以外によって得られた収益

◎営業損益+営業外利益-営業外損失⇒経常損益

 

特別損益】※臨時で発生した損益

費用・・・固定資産売却損、法人税、住民税など経常損益の項目にあてはまらない臨時的な事由により発生した費用や税金

収益・・・固定資産売却益、投資有価証券売却益など経常損益の項目にあてはまらない臨時的な事由により得られた収益

◎経常損益+特別利益-特別損失⇒当期純損益
※当期純損益は本業・副業・臨時発生事項含め最終的に稼いだ損益

といった感じになっています(*‘∀‘)

 

最後に・・・

貸借対照表も損益計算書も会社経営をしていく上でとても大切なものです。

財務諸表はこの2つ以外にもまだまだ沢山の種類がありますが、ひとまずこの2つをメインに商業簿記は学習していければいいと思います(;^ω^)

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